「資金繰り解決の道」(その6)
資金調達・資金繰りコラム - 2013年09月09日

「運転資金をショートさせないために まとめ」

■資金繰り3原則

経営の生命線である資金繰り改善のためには以下の3つのポイントが肝要。
1.利益を上げる。
2.現預金以外の資産の見直し。
3.資金調達。
以下具体的にまとめてみます。

■利益を上げる

売上を最大に、経費を最小に。
中小企業の多くは、売上をのばせずに苦戦している。まずは、お客様に選んでいただけるようなサービス製品を提供し、その売り上げの範囲内で、やりくりする習慣をつくっていきたい。京セラは、創業以来五十数年間赤字をだしたことがない。世の中のせいにしてはなりません。
借入や、資産の売却などの前に、まず明日の利益をだすことを最優先に考えていきましょう。

■現預金以外の資産の見直し

苦しいときは、会社の将来にとって真に必要な資産を除いていち早く現金化して次に備え、好調なときには、運転資金となる現預金を蓄えつつ、定期積立や保険積立、あるいは将来の事業展開に必要な投資を行えるまで地道に、運転資金予備軍を蓄えていきたい。横道にそれた資産運用は慎みたい。

■資金調達

利益が上がってさえいれば、借入はできるかもしれませんが、赤字の会社には、容易に借入できず、銀行担当者からの問題点の指摘や、今後の計画書などが求められてくるでしょう。もし借入できなかった場合、何が解決されれば融資いただけるか、問題点を明確にしておきましょう。銀行や政策金融公庫、商工中金など複数の交渉窓口をもっておいたほうが選択肢は広がります。
  一方で、赤字の時こそ、経営者は自己を否定し、他人の厳しい意見に耳を傾け、自社の商品サービス、お客様、損益計算書の中身をよく検証してみたい。業績改善のため従業員に現状の共有と協力を求めていく必要があるでしょう。
資金繰り改善のテクニカルは、「資金繰り解決の道」(その1~5)を是非検証していただきたい。

■このコラムのポイント

  1. 損益改善して利益をあげることが、資金繰り改善の王道。
  2. 会社の持てる資産を常に見直しつつ、運転資金及び長期資金を蓄えよ。
  3. 赤字の時こそ経営を見直すチャンス。融資を断られた理由は明らかにしておく。

このコラムの執筆税理士

税務・労務・財務の専門分野をいかし、お客様の成功のために、3つのお約束をいたします。目先のことにとらわれず、長期的信用を重んじ、心を込めてお手伝いいたします。 社会的公正の立場で、お客様にとって価値ある情報を提供していきます。 どんな状況においてもプラス発想で臨んでまいります。→続きを読む