「資金繰り解決の道」(その5)
資金調達・資金繰りコラム - 2013年08月23日

「運転資金をショートさせないために 実践編3」

■年間予想を立てる

前回の月次資金繰り実績&予想表をもとに、年間予想を作成してみよう。 この会社の資金繰りの問題点は何か。経常収支56,111のほとんどが返済に消えてしまい、資金が5,711しかふえていない。
仮に借入残高200,000とすれば、あと3年で返済できるペースであり、今後の売上が堅調に推移するとすれば、途中で資金ショートする分を一時的な借入で補填しても問題ないだろう。
但し、今後設備投資などするには、資金が薄いため、借入が必要になるかもしれない。

■3つのチェックポイント

あなたの会社は資金ショートに陥る可能性はないだろうか。作成してみて以下のチェックポイントで確認したい。

1.月々の経常収支がプラスか
マイナスの月は原因をチェックし、年間でプラスになっていなければ、今から軌道修正する必要がある。

2.資金ショートがいつ起きるか
事前に時期を資金繰り表から予想し、収支改善で解決できるか、借入がいついくら必要になるか予想し、余裕をもって金融機関に相談していきたい。

3.仕入、設備投資、人員増加など、今後の資金需要を手当てする。
計画作成において、希望的観測でなく、売上は辛めに、経費などの支出は足りなくならないよう予備費等もふくめて、もれなく記載しよう。
経常収支が赤字なら、収益拡大・コスト削減を再考してみよう。資金調達、返済を含めて、各月末残高が赤字にならないよう計画をたててみよう。

■このコラムのポイント

  1. 資金繰実績&予定表から年間予想を立てよう。
  2. 3つのチェックポイントで自社の問題点をさぐってみよう。

このコラムの執筆税理士

税務・労務・財務の専門分野をいかし、お客様の成功のために、3つのお約束をいたします。目先のことにとらわれず、長期的信用を重んじ、心を込めてお手伝いいたします。 社会的公正の立場で、お客様にとって価値ある情報を提供していきます。 どんな状況においてもプラス発想で臨んでまいります。→続きを読む