「経営の成績表」、損益計算書は5つの利益に注目!
起業家向けコラム - 2012年04月19日

いわば経営の成績表。5つの利益に注目しましょう。

■「損益計算書」とは

会社の1年間における経営の成績表です。損益計算書はP/L と略称されることがあります。この書類をきちんと記載しているだけで、利益はもちろん、それはどういう経緯で儲けたのか?経費はいくらかかったのか?など、把握することができます。

損益計算表の項目区分は、会社計算規則にのっとって大まかに決められていますが、特殊業務や特殊事情がある場合は、さらに細かく分類しても良いでしょう。

■損益計算書の分析ポイントは『5つの利益』

たくさん項目がありうんざりするように感じますか?

もちろんどれも重要な経営情報なのですが、まず「売上高」と「5つの利益(売上総利益・営業利益・経常利益・税引き前当期利益・当期利益)」に注目しましょう。

●売上高…業務での収入すべてを合計したもの=営業収益

(1)売上総利益 「売上高-売上原価」。粗利益
(2)営業利益 「売上総利益-経費など」。本業の利益
(3)経常利益 本業以外の利益
(4)税引き前当期利益 「経常利益―売却益・特別収支を加減」。
 特別利益・特別損失が大きい場合に大きく変動します。
(5)当期利益(純利益) 「税引き前当期利益-税金」。いわゆる純利益です。
  • 全ての数字が↑、前年比↑
    資金繰りに問題がなければ、理想的です。
  • 売上総利益が↓
    販売経路や構成、営業方法自体の見直しが早急に必要です。
  • 売上総利益↑、営業利益は↓
    利益獲得のための無駄な経費がないか?見直しが必要です。
  • 営業利益が↓
    大変危機的状況です。本来儲けるはずの部分が機能していないと思われます。 根本から経営改革を行いましょう。

あくまでもバランスよく、目に見えない数値を把握しておくことが重要です。 毎年前年比の数値、さらには同業種・同規模の企業と比較分析することも忘れないでください。

このコラムの執筆税理士

税務・労務・財務の専門分野をいかし、お客様の成功のために、3つのお約束をいたします。目先のことにとらわれず、長期的信用を重んじ、心を込めてお手伝いいたします。 社会的公正の立場で、お客様にとって価値ある情報を提供していきます。 どんな状況においてもプラス発想で臨んでまいります。→続きを読む