初めての決算までに節税を!
起業家向けコラム - 2012年04月19日

節税対策は初年度から必要!まずは経費を見直して。

■法人税だけじゃない!節税は初めが肝心!

企業の節税というと、決算時の法人税に目が向かいがちですが、本当は日々の積み重ねも大切。事業を興してから初めての決算までの間で何をすればいいのか、考えてみましょう。

■節税ポイントその1

創立に関わるお金を節約する。以下の3つは繰延資産として、税務上、任意償却が認められているので設立時に全額償却できます。また繰延資産として、翌期に繰越し、設立から5年以内に黒字化したときに償却することもできます。

  • 創立費(会社創立までにかかった費用)
  • 開業費(会社創立後から営業開始までにかかった費用)
  • 開発費(新たな技術、新たな経営組織の採用、資源の開発などにかかった費用)

■節税ポイントその2

オフィスの場所を吟味する。最初のうちは自宅をオフィスにすれば節税になります。会社から賃料をとる形にすれば、会社の損金となり節税に。ただし個人にとっては収入になり所得税が発生する可能性があるので要注意です。

賃料収入から、経費を差し引いた不動産所得が20万以下であれば、確定申告をしなくてもよくなります。

■節税ポイントその3

設備や備品は中古に!会社のスタート時にはかなりの金額がかかるもの。設備や備品を中古にしておけば、価格が安いだけでなく、減価償却までの期間も新品より短くなるので節税になります。

■節税ポイントその4

役員報酬を利用する!役員報酬はまとまった金額を自分の裁量で決められるので大きな節税になります。さらに家族を役員にしておけばさらなる節税になります。

途中で額の変更ができないので、多少大目に設定しておくのもおすすめ。

■節税ポイントその5

  • 決算直前の出費を増やす!
  • 従業員の給与など、期末に未払いのお金は、未払い金として計上する。
  • 家賃や保険料などは期末に前払いして、損金扱いに。
  • 決算賞与を設定して未払い金計上。従業員のやる気もアップ。節税も出来て一石二鳥!

■法人税ってどれくらい支払うの?

黒字になった場合、実際には法人税の他、事業税と住民税を支払う必要があります。それぞれの具体的な税率は、課税所得に応じてきめられていますが、法人税の場合、余裕を見て利益の4割になると覚えておけば十分かもしれません。

■赤字でも払わなければならない税金もある!

均等税といって、赤字決算でも支払わなければならない税金もあります。

■初めての決算までに節税を!のここがポイント

法人税は利益の40%にもなるため、節税の意識を持つことは大切です。しかし、せっかく始めた事業。節税のためにと赤字決算になることにばかり目を向けず、まずは、事業を軌道にのせ成長させることに心血を注ぎましょう。

このコラムの執筆税理士

税務・労務・財務の専門分野をいかし、お客様の成功のために、3つのお約束をいたします。目先のことにとらわれず、長期的信用を重んじ、心を込めてお手伝いいたします。 社会的公正の立場で、お客様にとって価値ある情報を提供していきます。 どんな状況においてもプラス発想で臨んでまいります。→続きを読む